ツイッターからのリクエストにより、今回はタイトル通りの講座を開催します。講師はトロールの国の妖精達、通訳は莢猫が担当します。←ォイ
皆さんの大半はご存知のとおり、ルーン文字とは北欧で生まれた甲骨文字みたいなもんです。地域によってバラつきがあり、文字数は細かく数えると百近くあるそうです。
この文字が占いに使われるようになった頃に文字が厳選されていき、現在はほぼ24文字(文字の表示が無いもの合わせると25)が占いの鍵となりました。
ルーン文字が生まれた歴史については諸説ありますが、トロール先生の話によると、水が凍っていく様を文字に見立てたのが始まりだとか。実際に北欧では雪や氷に関する言葉が現在もたくさん残っている……とのこと。←莢猫は詳しくは知りませんのであしからず
そして、占いに使われる文字についても諸説ありますが、トロール先生の話によると運命の女神ノルンが授けた知恵なんだとか。
ノルンとは全ての生命根源である命の木ユグドラシルの根元で暮らす、過去ウルド・現在ヴェルダンディ・未来スクルドの三姉妹神のことで、名前聞いたことあるわーってヒトもいるかもしれませんね。
んで。文字だけでは表せない象徴として、ウィルドと呼ばれる無文字(有るけど無い、無いけど有る)が加えられ……25のルーン文字占いとなりました、とさ。
占い方はオラクルカードとほぼ同じ、石や木端などに彫られた24文字+無文字の25個を不透明な袋に入れてよく振り、1~3個無作為に取り出して占います。占い時に袋から取り出していい数は3個まで。本当は1個で判断するのが望ましいとのこと。1個ではうまく読み解けないにゃーって時だけ、もう1個、まだ解らないにゃーって場合は最後の1個……三姉妹が見てるからね、それ以上取ると占いの意味を成さなくなるから気をつけて。
ルーン文字占いは、ルーン文字自体が表すキーワードがとても少ないので、解り易いと思うか難解と思うか、両極端に割れると思います。
その実、莢猫も初めてルーン文字に触れる機会があったのは30年以上昔なのですが、文字自体のキーワードが少なすぎて、占いとしてはうまく読み解ききれず、その当時は見事に挫折……北欧文化の一欠片も知らなかったし……
今現在はネット環境も充実し、自分自身トロールの国へ旅行する機会もあったため、改めて勉強してみたところ、当時は知りもしなかったアレコレ学ぶことができました。←主に北欧の神さん方&妖精達からの入れ知恵……詳細は今後の体験談記事になるかならないか←←ォイ
てな訳で今現在、ルーン占いに最もよく使われている文字と意味をザックリ紹介します。これまた占い本によってはアレコレ意味が追加されておりますが……惑星とか色とか誕生日とか……本来ルーン文字には、その文字を示す神の存在と動植物の象徴と元素(空・風・火・水・土)しかありません。後付けされた占い者達の言動に惑わされんごとね。莢猫がここで紹介するのはトロール先生直伝ですん。
文字の読み 神 象徴 元素
フェオ フレイorフレイヤ 蓄財 火&土
ウル ウルド 野牛 土
ソーン トール 黒イバラ 火
アンスール オーディン 御告げ 空
ラド トール 騎乗 風
ケン フレイヤ 松明 火
ギューフ ゲフィオン 贈物 土&火
ウィン オーディン 喜び 空
ハガル ヘル 雹 氷
ニィド ロキ 要不要 火or氷
イス ヴェルダンディ 氷 動かない水
ヤラ フリッグ 収穫 土
ユル ウル イチイ 土
ペオース フリッグ 賽子 渦巻く水
エオロー ヘイムダル スゲ・鹿角 風or土
シゲル バルドルorスンナ 太陽 消えない火
ティール ティーウ 正義 火
ベオーク フリッグ 銀樺 土&水
エオー ヘンゲストorホルサ 馬 土&風
マン ヘイムダル 人間 土&水&少しの火
ラーグ ニヨルド 水 水(海水)
イング イング 神の口 火&土
オセル オーディン 西洋トネリコ 空(気)&土
ダエグ ダク&ノート 時間的日 空(光と闇)
ウィルド ノルン 運命 空(気)
※北欧神さんのことは自分で調べてちょ。←←←
ハイ次! トリスケルについてのお話。ツイッター質疑応答でも既にお答えしとりますが(次次回でも質疑応答記事にする予定)、3つの渦の端を3つの渦中心で繋いだ図をトリスケルといいます。
この3つの繋がった渦の形は運命の女神ノルンを表したもので、基本は時計回りの渦3つが繋がった形で表されます。昔の人も時の流れは時計回りと思っていたようで……は、さておき。過去・現在・未来がぐるぐる巡っていく形になっています。渦の描き順は三角形頂点の位置から順に、左下、右下と渦を描いて中心で結びます。
物事をスムーズに進めたい時などに使えるオマジナイにもなります。
この渦を逆向きに描くと、今度は何者も入る隙のないオマジナイになります。3つの渦頂点が接するように円で囲むとより一層、魔除け度アップします。
この他、ケルティックノットと呼ばれる一筆書き紋様なども入る隙を与えない意味があるからオマジナイに……ならんこともない……らしい。地域性があるそうで、それが効果ある土地柄なら効果があるそうな。
何故、ここ(日本)でもトリスケルが効果あるのかっていうと、渦に関する思想的概念に共通する面があるからなんだって。渦に関する捉え方は、塩の浄化効力と同じで、割と、古今東西万国共通なのだそう。
てな訳で、講師はトロール先生、通訳は莢猫が担当しました今回のリクエスト講座、いかがでしたか? 解らないことは随時、ココやツイッターDMなどで質問受付中です。
質疑応答はいくらでも無料ですよって、遠慮なくどうぞ。