超自然主義生活

微細霊感から超霊媒シャーマンになっていく過程を綴った非日常的日常生活※ノンフィクション

2017.2 鬼と繋がる節分

人間の師匠を求めるのは不毛だと痛感してすぐ、その日はやってきました……季節の変わり目『節分』です。

 

数年前から我が家では『福は内、鬼も内』と言いながら袋詰めにした豆を投げ、回収した豆はまず歳の数だけ食べ、残りはおやつとして食べていましたーー実質、歳の数以上ーーだって、全部食べないともったいないじゃないですか。笑

 

歳の数だけ入った豆袋が売られているなら、ねぇ。グラムで入っているから数が合わないのよ。皆さんもそうでしょ?

 

今年は、その鬼も清めることになったため、豆投げるのもやめました。歳の数だけ、豆食べる。残りはひたすら食べる。

 

歳の数の豆.jpg

 

もちろん、豆を嫌がる鬼達にも強制配給。

 

「莢猫の鬼ぃ~!」

 

と泣き言ぶつけられつつ、(おまい等がオニだろ)と、うちとこに来た鬼等全員に豆を食べさせ、さすがにそれだけじゃ可哀想なので酒も振る舞い……最終的にはどんちゃん騒ぎになりました。笑笑

 

何だか我が家もすっかり賑やかになったなぁ。肉眼で見えているのは飼い主様だけなんだけど。

 

妖やら鬼やら神さん方までゴッタ煮だじぇ

 

酒を出したところで酒呑童子もやってきて、どんちゃん騒ぎに拍車が。いやもう、いい加減にして。()

 

「魔滅の豆に酒、確かに頂いたぞ莢猫。俺もお前が気に入ったから、神の出来ぬ仕事は引き受けてやろう。ただし」

 

酒寄越せってか……抜け目ないなぁ酒呑童子。

 

「俺は童子ではない」

 

あー……そんなら、シュテンって呼ぶよ、それでいい?

 

「小童呼ばわりでなければ、それで良い。一肌脱いで牛鬼共も借り出してやろう。もっと酒を」

 

え、今から? いやもう宴会は終了ですよあーた。豆も酒も切れたし。

 

「ならば次の節目の日に来よう。人神の扱えぬ者共を回収して来るぞ」

 

ちょっ待っ……行っちゃったよぉ。牛鬼って、もしかして牛頭天王のことかしらん……すると酒だけガブ飲みしていた銀河曰く。

 

「牛鬼神もあれ(シュテン)の系列になるからな。人神霊共が手出し出来ぬような魑魅魍魎も、山のように狩ってきてくれるだろうよ」

 

山のように、ですか。しばらくはまた霊障痛三昧な日々になるんだろうな……因果な役目だわホント……お清めするけどそれなりな対価おくれよん。

 

神さん仕事の幅が広がっていくのはイイコトかも知らんけど……このままじゃ身が持たんぞマジで……ぐふっ。