超自然主義生活

微細霊感から超霊媒シャーマンになっていく過程を綴った非日常的日常生活※ノンフィクション

リクエスト……人間魂が転生しない話

仏教では、人間は悟り得ない限り何度も輪廻を繰り返すことになっています。今現在も、前世は自分自身の過去世であり、輪廻転生を繰り返していると信じている人も山ほどいますね。

余談ですが、今現在(2024年)、輪廻の六道は、あの世の入口である地獄内に設置されていて、地獄苦行の一部となっております。

……話戻して。現世は常に新しい魂でこの世へ出てきています。魂の仕組みについては過去記事や過去質疑応答がありますので、そっち読んできてね。←

 

ここでは、転生しとると勘違いされがちな『前世』を中心に、話を進めて行こうと思います。

 

前世とは、複数人間魂で構成された、現世のカルマ解消・技能・才能を助けるための『超個体』みたいな存在です。現世があの世で立てた魂計画に沿って構成されているので、喩えば、この世で画家になった人の前世大半は、絵に関する技能・才能持ち、てな具合に人員まとめられています。

何故、現世にそんな複数人間魂が付属されるのかというと、今まで人間が散々カルマ蓄積させてしまったから、とのこと。←あの世の神さん談

 

人類誕生したばかりの頃は、野生動物と変わらない魂循環だったそうです。霊界から、様々な生命体としてこの世に出てきて、器の期限が来れば霊道を通って魂掃除されながら霊界へ還り、霊界に辿り着くと吸収される……太古の地球上には生命体が誕生した時点で、霊の通り道ができたそうで……話逸れそうなんで詳細は置いといて、昔の霊道には、霊界へ向かう道には浄霊機能が付いていたそうです。

 

こうして、魂の循環経路……じゃなくて。魂はシンプルに霊界とこの世を往来していたのです。が。人間は野生動物のせめぎ合いとは比べ物にならないくらい、魂に穢れが生じるほどの争いを繰り広げては存在数を爆発的に増やし始めたのです。

霊道も穢れて他の生物魂が通れなくなる勢いだったため、霊界は次第に人間霊と他の生物霊を分けて扱うようになっていきました。霊界は、解決策として人間の中に他の魂を浄化できる者をかつがつこの世へ送り出し始めたものの、既に手遅れ状態。

しかし、それでも、各地で誕生した浄霊師・巫覡といった者達は霊界の意図である魂の浄化を訴え、それが様々な神話や宗教へと進展していき、やがて人間独特の『あの世』思想が創造されて、霊界もそれを採用したため、今現在の人間魂だけを収容する『あの世』の原型が出来上がりました。

 

新たな人間魂収容所のあの世は、あっという間に膨れ上がり、穢れがあるために霊界にも戻せない有様……人間が創り出したあの世の神さん方もテンテコ舞い、やおいかんと浄霊対策の一環で採用されたのが、一度還ってきた魂をこの世へ送り出して浄霊してから戻らせる、つまり、現世として生まれ出る魂に還ってきた魂を背負わせるというものでした。

初めはただのお荷物状態であった魂の魂おんぶシステムはすぐに立ち行かなくなりました。『名付け』が魂の形を縛り、それぞれの魂が『個』を主張し始めたのです。万事休す……か、と、思われたその時。これまた人間が創造した宗教観から、あの世の神さん方はついに、還ってきた魂に理由を持たせてこの世へもう一度送り出すシステムを構築しました。それは、現世の魂に守護霊と指導霊という二つの魂を憑け、更に、魂の穢れ根源となっているカルマを軸にまとめた集団『前世』を現世の魂核の周辺を取り囲むように配置する、というもの。

こうして、現世魂には守護霊・指導霊が器の外憑けオプション、前世が魂内憑けオプションとして定着……していく筈でした。ここでまた、人間のカルマ増幅による魂の穢れが片付くどころか増加の一途を辿り、現世の魂負荷もあいまって、基本、現世の魂外憑けオプションは最低1人の守護霊兼指導霊になり、その代わり、内憑けオプションである前世の人数が増やされていきました。最初は数人だったのに、今や最大50人! だ、そうですが。正直、莢猫なそんなたくさん前世入っとる人は見たことないんですよね……莢猫霊視で前世の最高人数は28人でした。

つい最近知ったことですが、前世に組み込まれている魂は、自分が抱えていたカルマが解消されると即あの世へ回収されるのね。うちが50人も見ることなかったのは、早いうちにカルマ解消してあの世へ還ってしまっていた模様……あの世の神さんの話によると、現世憑き前世の半数くらいは、現世が赤ん坊のうちに次々カルマ解消して、さっさとあの世へ戻るそうです。

 

余談はさておき。現世の内憑けオプションである前世は、現世の過去世ではなく、赤の他人魂になります。魂計画に基づいたカルマ解消メンバーが前世なのです。ところが、この前世も、もちろん個々はカルマを抱えています。しかも、現世の魂核直近に配置されているため、器(肉体)外憑けオプションの守護霊よりも感覚・感情共有などの影響を受け易くなっていて、現世は守護霊よりも前世に振り回されやすい状態になっています。

勾玉を左右にくっつくように並べて穴を上下に揃えたような形がいわゆる魂魄の姿になります。二つ勾玉穴の位置が現世魂核の正しい所在地になるのですが、前世の影響が強すぎると、現世の魂核は魂の中心となる所在地から次第にズレていってしまいます。核の所在地からズレたままでいると、前世だけでなく守護霊や肉体周辺の霊的存在にも振り回されやすくなってしまいます。

 

現世は常に、前世や守護霊のカルマに振り回されんごと、なおかつ、彼等の持つ力を十二分に引き出して自分の益になるようにしながら過ごす必要があります……ここまで読んだあーたなら、何をすべきか分かるよね。魂ブレないニャニャしっかりやって、魂の穢れとなる元凶……生霊を絶対産まない生活送るべし!

※今回フニャ絵は無しですん。フニャ絵ファンの皆さん、待て次号←←