超自然主義生活

微細霊感から超霊媒シャーマンになっていく過程を綴った非日常的日常生活※ノンフィクション

2017.4 砂時計に憑いていたモノの話

自宅セッション(?)用砂時計を輸入雑貨のネットショップで購入した莢猫です。

梱包材から取り出した時は、それに気づかず写真を撮ってツイッターに載せました。が。

砂時計購入時2017.4.jpg

その後、何か砂時計から違和感があって、しみじみ見ていると、ボロボロでありながらも、辛うじて姿保っているような状態の妖の輪郭がじわじわ浮き出してきたのです。

もしかして、フェアリー? と、思った瞬間、

 

「目が合った?」

 

お、いきなり日本語で聞こえるってことは、長くこっちにいたのかな?

 

「ソウコって所にいたの」

 

うんうん、倉庫ね。何となくススっぽかったからしばらく売れなかったのは判ってたよ。

 

Where’m I?」

 

いきなり英語になって(戻って?)、不安げにキョロキョロする妖精を落ち着かせるため、浄水器の水をお猪口に入れてあげると、少し姿がクッキリして早口な英語で『ありがとう、生き返った、この水おいしい、ここまで来るのはとても難しかった』(早口英語過ぎて片言しか聞き取れずで)まくしたてられました。

あー早く日本語ナイズしてくれ莢猫脳!←ノリが神頼み(失笑)

 

妖精の英語マシンガントークでこれまでの事情を聴いているうちに、やっとこさ、何を言っているのか日本語で聞こえるようになってきて、そこでもう一度話を初めから聞き返し……この砂時計を組み立てたのがイギリス人であったこと、組み立てられた砂時計が気に入って取り憑いたら、日本へ送られてしまったこと(莢猫は知らなかったんだけど、砂時計ブームみたいなものがあって、たくさん仕入れられていたらしい)、妖精が憑いていた砂時計はなかなか売り出されることなく倉庫にしまわれて、とうとう最後の一個になったところで莢猫が注文して……これはもう、来るべき所に来たってことだね。

 

それにしても、人間が無意識でも避けてしまうってことは、妖精が砂時計に憑いた時に『これは私のもの』って霊的アピールが強烈だったからなんだねぇ……妖の執着心あなおそろしや。

莢猫んとこに来られて良かったねーってことにしておこう、うん。こういった小さなモノ達もちゃんと清められたらいいのに。

 

「やれぬことも無いが、その器への負担は大きいぞ」

 

銀河は手立てを知ってるんだね、できるんならやりたいよ。

 

「本気か……ならば講じておく。後悔するなよ」

 

守護霊でしょあーた。ってのはさておき。やらずに後悔するより、やって後悔するよ、うん。いや、後悔せん。自分がやらかしてきたことってのは、全て何らかの意味がある訳でしょ。

 

莢猫の浄霊事情は置いといて。←

 

砂時計に憑いていた妖精は、一晩で本来の姿を取り戻し、蝶トンボのような羽を生やしたフェアリー姿になって、次の日には砂時計を離れて飛び回れるようになり、2週間後には「妖精の国へ帰りたい」と言い出したので、鏡の神さんの力を借りて妖精の国へ送り還しました、とさ。めでたしめでたし。

 

その後、妖精達がどうなっていくのかは、そのうちまた記事にしますってことで、びーこんてぃにゅー。