超自然主義生活

微細霊感から超霊媒シャーマンになっていく過程を綴った非日常的日常生活※ノンフィクション

2017.1 神棚にまつわるエトセトラ(既に神棚が家にある場合) その1

ツイッターでもブログでも質問が多く、まとめ呟きやコメント返信記事でちょいちょい回答してきましたが……たいがい度重なってまいりました……いい加減、記事にまとめようと思います、ハイ。

 

ここでうちが語る神棚のアレコレについては、全て、神社持ちの神さん方から直に聞いた話をまとめたものです。

神さん嘘吐かない。莢猫も嘘吐かない。

 

まず、神棚とはーー家の中に簡易的神社を設けるためのアイテムです。つまり、神社に当てはめるならば、家そのものが境内、神棚は社(本殿・拝殿)になります。

つまり、自宅に神社建てちゃう行為が神棚設置という訳なのです。

 

そんでもって、神棚に収めるお札がご神体となります。

が。

神棚について記したブログを見ると、『神棚に収めるお札は3枚まで』だの『主祀神を中心に左右に副祀神』だの『神様は優しいからどこのお札を並べ入れても許してくれます』だの!

誰が許すもんですかあーた。おこがましいけど、ここんとこ自分に置き換えてみてごらんなさいよ。

一畳もないスペースに自分の大っ嫌いな者と一緒くたに押し込められたらどんな気分になります?

 

ふざくんな何考えとんじゃほげ !!!!!

 

って思いません? 神さんだって思いますよ。今現在もなお、リアルに、伊勢派(八幡派もこちら寄り)・出雲派ってな具合に分かれて行動している神さん方のお札を、派閥考慮もせずに神棚入れたらがっつり祟られますよって。

元来、神棚に入れるお札は1枚が正しいのです。欲張りな人間共、あちこち浮気してんじゃねー! てのが、神さんの本音です。それでも、どうしても3枚入れときたい人は、最低限、神さん派閥は揃えておいてくなさいね。

神さんの派閥については、自分で調べなさい。

 

はい次。

 

神棚は、家の中にある神社と同じですから、当然のことながら毎朝夕のお勤めが必要になります。

境内(家内)の掃き清めから本殿(神棚)お清めお掃除、お水やお神酒、榊などのお供えから祝詞詠唱まで、毎日やるのが当たり前。

さすがに幣振って鈴鳴らしてってのはありませんが、祝詞詠唱は欠かせないお勤めの一つです、が、現在その文言には問題がありまして、神さん方はこう唱えて欲しいとのこと。

 

伊勢派・出雲派・八幡派など宗派(?)問わず唱えられるのは、これだけです。簡単なので覚えてくなさい。

 

家内(家族)安全

無病息災

きよめたまえ

さきわえたまえ

 

神道文言ではお約束の『はらいたまえ』は口にするの厳禁です。服についた埃を払って落とすようなやり方では、もう穢れを除く事は出来ないほど、この世は穢れが蔓延しています。

自然への感謝を忘れ恩恵被るのが当たり前、日頃そうとう満たされた生活を送っているにも拘らず、不平不満不安心配……不信感から生まれる生霊の嵐……神さんもお手上げですよあーた。

 

そんな些細な事、周りに払い落としてないで、自己処理しなさいっつーの!

 

てのが、神さんの本音です……てな訳で、厄払いに行く前に、やる事あんだろ。面倒事抱えた時だけ神にすがろうとするのやめて自力で頑張ってみろや。

 

こほん。

 

神さんは、努力する者にはちゃんと手を差し伸べてくれます、てか、そんな人には既に手を差し伸べてます。常に、感謝の気持ちを忘れずに。

 

神棚周りでの所作について

……掃除、水と榊をお供え、柏手二回一礼、祝詞詠唱、「今日も1日よろしくお願いします」

……水と榊を片付け、柏手二回一礼、祝詞詠唱、「今日も1日ありがとうございます」

榊は水あげが衰えてきたら新しい枝に取り替える

水は水道水をそのままあげるのはNG……浄水器の水かミネラルウォーター、無いなら完全沸騰させてカルキ飛ばした水道水をお供えすること

 

神棚管理は基本、家長の役目です。家長が手入れしないから伴侶が子が管理するってのは、家長が死んで不在にでもならない限りは許されません。

現代においての家長は、神さん方の間では『世帯主』あるいは『家の持ち主』が家長であるとしています。

世帯主が夫の場合は夫が、世帯主が妻の場合は妻がやるべきお勤めとなります。

なお、家長が女性の場合、生理中は物忌期間になるため神棚に触ることができません。この時は伴侶か子が代理になる事を許されます。

 

世帯主が夫あるいは妻なのに、神棚管理してくれないから代わりに伴侶が……ってのは、神さんは許してくれません。神棚は終(しま)うしかありません。

 

また、旅行や出張で家を空ける場合は、旅先でお勤めする事になります。家を空ける前日に、水と榊はちゃんと処分しといてくなさい。

旅先でも、朝夕欠かさずやってくなさい。1日でも忘れれば神さんは容赦しませんから気をつけて。

 

旅先(前後)の所作について

出かけ前……掃除、水をお供え、柏手二回一礼、祝詞詠唱、「家を空けますが、出先でもお勤めしますので、何卒よろしくお願いします」、お供えの水を頂き(飲み干し)、片付ける

……宿泊部屋の窓辺(窓が無い場合は出入口側)に清い水を入れたコップを置き、柏手二回一礼、祝詞詠唱、「今日も(以下略)」、コップに注いだ水を飲み干し「ありがとうございます」

……宿泊部屋の(以下略)の方を向いて柏手二回一礼、祝詞詠唱、「今日も(以下略)

帰宅後……掃除、水をお供え、柏手二回一礼、祝詞詠唱、「無事帰宅することができました。ありがとうございます」、お供えの水を(以下略)

 

神道の知識があるとか家の宗派が神道で決まった所作があり、「こんなん間違っとるやん」とか思う人は、既読スルーしてくなさい。うちなそういった方々にここに紹介している所作を押し付けるつもりは一切ありません。

ただ、神さんがこうして欲しいというのをまとめただけですので、あしからず。

 

……とまぁ、素人が神棚を家に置くと大変なのよ。だもんで、莢猫は神棚設置は絶対にお勧めしません。

置くなら、鳥居の付いていないお札立てをお勧めします……ちなみに我が家では、こんなお札立てを使っています、参考まで。

 

お札立て.jpeg

お札立て覗き込み.jpeg

 

神棚の設置法や終い方の他、お札立てについては、待て次号!