超自然主義生活

微細霊感から超霊媒シャーマンになっていく過程を綴った非日常的日常生活※ノンフィクション

2016.12 心友Sと神社巡り5

神社巡りの旅もいよいよ最終日。霧島神社は機会があればまた……ということで通過し、狭野神社へ。ここでも霧島東の神さんから言われたのと同じことを言われました。そして、

 

「しかと望め。全て思い通りに手に入る」

 

神さん方の言う通り、信じます。

 

最後の神社は……色々あったので名は伏せます……海の傍で海神さんの目が届く所であったにも関わらず、なんだか荒んだ雰囲気で、拝殿では何度も柏手を打っては幾つも幾つも願掛けをする老人がいたり、参道から禊の池に続く遊歩道にはゴミが落ちていたり……小さな林になっている所、木々が茂っていることで、かろうじて神域を保っているような体たらくの神社でした。

 

そこの社守りをしていた神さんの愚痴を聞きながら案内されたのは、禊の池『御池』ーー池の神さんは大きな姿で迎えてくれましたが、あっという間に身体が縮んでしまいました。

 

驚いていると、池の神さん曰く。

 

「先ほどの姿は以前の姿よ。今はこの通り、海神様から霊力分けていただきながら、細々と命繋いでおるのだ」

 

ここの社守り神さんと同じこと言っとらす……何をどうすれば良いやら……

 

「もう『祓って清める』時代はとおに終わっておる。人間の穢れはそこらに溢れ、わしらは中てられ放題。莢猫よ、早よぉ目覚めて我等を救ってたも」

 

神道祝詞のお約束文言『祓いたまえ清めたまえ』ーーこの言霊が、今や霊界全体に悪影響して及ぼしているーーそんなこと言われても、莢猫一人の力ではどうにもできませんがな()

 

「莢猫よ。せめて、ここの神官に、ここに清めの水晶を沈めるよう伝えておくれ」

 

あー……水晶……同じこと、霧島東神社近くの御池神さんにも同じこと言われた、けど……うち、水神さんをお清めできるような水晶は持っとらんでごめんなさいって、ゴミだけ拾ってきたのですがーー確かに、神主さんなら浄化された石など多少は持っているかもしれない。

 

一縷の望みをかけて社務所兼自宅のような建物に赴き、神主さんに神さんからの頼みを伝えましたが……見ず知らずの人間がいきなりアポなしで訪ねてきて『神さんが水晶玉沈めて欲しいと言っています』なんて言っても信じてもらえるはずなく……自分自身の説得力無さと神さんの言うこと信じてもらえなかった悲しさで大泣きしてしまいました。

 

うちななんて非力なんだろう! 今はまだこんなだけど、いつか必ず、うちが皆さんを救います !!

 

あんまりな神主の態度に、うちの後ろから様子を見ていた社守りの神さんは大激怒!

 

「御池の手入れもせん者、決して許さぬ。神官を偽る者、我が全霊もて祟ってやる」

 

自分が勤める神社の神さん怒らせるなんて、よほどですわ……神さんあまりにも怒るし、ますます悲しくなって子どものようにワンワン泣いていたら、離れた所で待っていたSが駆け寄ってきて慰めてくれました。

 

憑いてきてくれていた神さん方にも、神社の社守り神さんにも慰められ……気を取り直して、帰りの道レッツらゴー。

休憩するために寄ったコンビニ駐車場では、雲造りの神さん方が空一面に広がる彩雲を作って慰め励ましてくれ、帰る進行方向の道先では、虹の神さんが2本の虹を作り、

 

「半分やるから元気出せ」

 

と虹の受け皿を半分くれました。いやもう嬉しすぎて、また泣けてきちゃいました……あいや、今度は嬉し涙ですよって。余談ですが、後日、虹の神さんには、霊力バランス取るために残り半分の受け皿ももらいました。

 

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大して彩雲写っていないのは、莢猫の写真撮る腕がヘッポコのせいです……虹は運転中であったため、写真はありません。

 

終わり良ければすべて良し。最後はとても幸せな気分でSを自宅まで送り届け、ホクホク気分で帰り着いたのでした。