五時起き六時出発で、神さんに言われた通り、西本宮・東本宮・天安河原へゴー。
まだ宮司もいない西本宮の境内で挨拶していると、
「まだ夜のうちにきおって。愚か者め」
と叱られちゃいました……誰だよ、夜明け前に出発しろって言ったの。まあいっか。笑
また出直します、と 一路、東本宮へ。
向かう途中、山道の方へ方違えさせられました……狭い林道でUターン……愛車が軽自動車で良かったぁ!
東本宮に到着すると、あれ? さっきまで傍にいた猿女がいない。東本宮の入口には電動の神像が立っていました。ちゅと怖い。笑笑
本殿に行くと、厚化粧した猿女がーー
「我は鈿女。ここまでよぉ来た。だが、まだ夜明け前ゆえ、まずは天安河原へ行き、宿で朝食摂ってから出直せ。なぁに、大丈夫。そなた等なら超えられる」
何のことやらサッパリコンでしたが、鈿女は境内のパワーポイントも教えてくれて、そこでエネルギーチャージさせてもらってから、天安河原へ。
だいぶ明るくなってきた河原の遊歩道を歩いて、岩屋の社まであと半分くらいの所でーー強烈な拒絶感が来ました。
田力男はすぐ判りましたがもう一方はどなた? 二柱の神さんが、通せん坊するように立ちはだかっています。
「わしはオモイカネじゃ。鈿女を味方につけておるようだが、わし等はそう簡単には認めんぞ」
何を認めないのか分かりませんがって、もしかして、国造神社で言われた事? 認めないも何も、うちな頼まれただけ……相手の好戦的な態度に、銀河が鎌首もたげて威嚇ポース取りました! うわーやめてお願い!
その時、後ろから来ていたSが何かにけつまずいたようで「うわっ」と声をあげました。
思わず、
「うちを傷つけるのは構わんけど、うちの大事な友達傷つけたら神さんといえども許さんよ!」
神さん相手にどエライ事叫んじゃいました。
Sビックリ、目の前にいた神さんもビックリした顔になりました。次の瞬間、拒絶的な空気が一転。
「あ、あいわかった。そなたの事は認める。ここの神気も存分に与えよう。その代わり、ちと社回りのゴミを片付けて欲しい」
認めてくれるのなら、ゴミ拾いくらい喜んでやりますよ。あ、天安河原の川の神さんが苦笑いしとらす……
「元人間の神霊は、実に図々しいの」
自然霊の神さんの言うことにゃあ、頷くしかありませんがな。
天安河原の川の神さんから、人間達へ伝言。
→さてさて。まだまだ びーこんてぃにゅー