超自然主義生活

微細霊感から超霊媒シャーマンになっていく過程を綴った非日常的日常生活※ノンフィクション

2016.10 霊的護身術としての真言

初めてコン達と言葉を交わしてから、「莢猫は清めの術(すべ)を知らぬ」「道を清めよ」と言われ続けて半年。

清めのまじないの多くは仏サイドにしかなく、真言を唱え続けて半年ーー

 

小呪で足りていた一月目。よりオオモノが霊道行くようになって、中呪も覚え始めた三月目。ついには神々も通られるようになって、大呪。

 

真言は一番の省略形が小呪、ほんの少しはしょったのが中呪で、省略せずきちんと唱えるのが大呪、だんだん文言長くなります。これがいよいよ長くなると陀羅尼。

 

仏教の専門用語は語りだすとそれだけで記事終わっちゃうのでこの辺でおしまい。気になる人はネットサーフィンしてね。←

 

話戻して、空海さんがちょっと薄気味悪い笑顔で曰く。

 

「莢猫は己が産土神を知っておるか?」

「え、あー……うちな神仏混合で、仏側だと十一面観音です」

「そうか。ならば、十一面神呪を紐解こうか」

 

十一面神呪って何? まずはネット検索してみましたが、これといった情報に当たりません。総合図書館まで出張ってやっと見つけた『十一面神呪』は、お坊さんか宗教学者か、はたまた卒論テーマが密教な学生さんくらいしか手に取らなそうな、仏教専門書に記載されていました……やむなく、それを借りて帰宅。

 

必要なページと補註をコピーして、さっそく読みましょって……仏教用語のオンパレードですよあーた。

 

見かねた空海さんが助け舟出してくれました。

 

「補註からサンスクリット(のアルファベット)表記の陀羅尼と真言を抜き書きして、自分なりに日本語読みに戻して読んでごらん」

 

アルファベットの陀羅尼と真言をノートに写し、ひらがな書き添えて、何とか莢猫流十一面神呪が出来上がりましたが……な、長過ぎる!!!

 

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ーー完璧に覚え唱えられるようになるまで、その後更に5ヶ月かかりました、とさ。