超自然主義生活

微細霊感から超霊媒シャーマンになっていく過程を綴った非日常的日常生活※ノンフィクション

2018.1 アラヤシキと守護霊の話

人間の魂は、この世の器(肉体)を借りてオギャーと言ってから、この世の器(肉体)の利用期限切れてあの世に還るまで、己の諸行全て記録されとります。どんな宗教信者であっても、ね。仏教用語ではこの魂記録のことをアラヤシキといいます。ザックリすぎる莢猫解釈意訳によるものです。てか、もうぶっちゃけ「莢猫(だけ)は、魂の記録をアラヤシキと呼んでいるんだなーそーなんだなー」くらいの感覚で捉えてもらえたらそれで充分、結構です。←ォイ

 

人によっては『魂の書庫』と表現されるアラヤシキですが、ひょんなことがきっかけで、自分の人間魂だった頃の記録本を見る機会がありました。駄菓子菓子……何でこんな変換されるんでしょね……だがしかし。莢猫人生は本来十三歳で終わっとるハズだったのが、2017年4月6日に海神さんへ人間魂捧げて(ヒトミゴクウして)くるまでこの世に居た訳でして。

自分の魂記録書を見た時、唖然としました……と、言うのも。

 

マイ魂記録崩壊.png

 

人間魂の記録は、どなたの記録も、まるで本のような形に見えていたのね。喩えるなら図書館……年代別であろう仕切りの中に、整然と並ぶ大勢の魂記録本。色形は様々ですが、きちんと表装されていて文字は読めないけど題名も付いていて(記号みたいな感じで、多分名前とか書かれていたんじゃないかと思う)、そんな中、特別枠のような所に、壊れた本つーか大きさもバラバラな紙(?)束の合間に押し花とも絵葉書ともつかぬ何かが、これまたテンでバラバラに挟まっていて、二次元+三次元で表したオモチャ箱カオス……

「莢猫らしいアラヤシキだな」

えっ? アレ、うちの魂記録なん??

「どんなふうに見えておる?」

銀河にはどう見えてますのん。

「我楽多函をひっくり返したようだな。実に莢猫らしい」

ガラクタバコって……銀河にもそんなふうに見えてんのか。なんだかなぁもぉ。うちにもオモチャ箱カオスに見えてますよ。てか、皆さんまともな本の形になっとるのに、何で莢猫だけあんな形なん?

「十三歳時、器の期限切れる直前に一度崩壊したようだ。そこで人外魂を組み込まれ、シャーマン前世と守護霊を追加されたのであろう。イザナミに……いや、確認するまでもなさそうだ」

銀河……笑い堪えてるの何で? うちの魂記録の形ってそんなに面白い?

「クックックッ……実に愉快。おぬしの守護霊で良かった」

何なん、それ。でもまぁ、守護霊が愉快ならいっか。なんてオチにはなりませんがな。アレあのままで大丈夫な?

「いや、あのままでは良くない。だから別枠の所に置かれているのであろうな。管理人に装丁してもらえ」

管理人って誰?

「見てくれだけなら下っ端でもできるであろう、総纏めはトップに声をかけておく」

トップって誰??

「そのうち知れる」

……また肝心な所は黙秘ですかそーですか。ええよ、うん。そのうち知れるなら。

 

結局、この国のアラヤシキ管理トップはあの世トップシークレットだそうで、日本の書庫管轄は書類整理が得意な人霊だった(過去形)ってことだけお伝えしときます。莢猫の人間魂記録な、何とか本つーかスクラップブックみたいな形にしてもらいましたが、どうやら本型に収まるのを拒否した模様……元自分の魂記録なのに全く訳解らん……ある日、宇宙のような真っ暗闇の空間にパソコンのタグ打ち画面のよーな、文字とも記号ともつかん何かの並びが蛍光黄緑・橙・薄紫色の光と共にブワァーーーーッと散って、莢猫の人間魂記録な更にバラけてしまいました……竜さんズまでひっくり返っとる。←うちとこの竜神さん達な笑うと仰向けになります

そこ、笑うとこ違うやろ。

「よくもまぁ、あれがその小さい器に収まっておったな。海神に捧げおいて正解だった」

アレのどこが正解ですのん。うちの(元・人間)魂記録なチリヂリですやん。銀河の言うことサッパリコンやホント。

 

後日余談ですが、たまたまTV点けた時に放送されていた『マトリックス2』という映画にパソコン画面の文字羅列ブワーッと流れるシーンがあって、うちの魂記録が流れでた(?)時の様子とあまりにもそっくりで背筋冷たくなりました……このことをたまたま弟子見習いに打ち明けたら『攻殻機動隊』という漫画が元になっているという話を聞き、原作3冊とビデオ2作見ました。ビデオはそこまでマトリックスっぽくなかったけど、原作は非常に莢猫が見た光景そっくりな描写があって、これまた背筋が冷たくなりました。ビデオに挿入されていた楽曲も気になってサントラも入手してしまったのはここだけの話。

 

いやはや、なんともはや。こうしてみるとなんだな。霊的ネタを表現しとる作家さんはゴマンとおるのに、誰も守護霊は表現していないってのがな……霊的表現するにあたって、一番大事なパートナーですよ守護霊。その次が前世ね。守護霊が活躍する日常漫画とかあっても良さそうなのに……そう言った意味でも、『攻殻機動隊』の原作は表現が惜しいんだよホント。特に2巻。原作漫画は1巻・1.5巻・2巻という巻数になってます。原作者以外のオマージュ作品多いんで、読んでみよっかなーと思った人は間違えんごとね。

 

もし、霊的ネタで作品書いてる作家さんが「知り合いにいます」って人は、ぜひ、守護霊の話してくなさい。人生に守護霊と前世込み……と言っても過言ではありません。特に、この世へ生まれてくる前からあの世へ還るまで、お世話になりっぱなしなのが守護霊ですけんね。