超自然主義生活

微細霊感から超霊媒シャーマンになっていく過程を綴った非日常的日常生活※ノンフィクション

2017.5 有名な陰陽師と繋がった話

今までうちが助ける(?)ことになった竜さんズ(春巻とハナ巻を除く)案件や諸々霊的トラブルを起こしていたのは、現代の半端な霊能者達であることを守護霊 銀河 が突き止めた……とはいえ、どこの誰よってのは莢猫にはサッパリコン……という話を、その日の晩、まさにこれから寝るって時に聞かされた莢猫です。寝耳に水とはまさにこのよーな状況を言うのではないかしらん。あ、これは寝る前だたね。は、さておき。

ねぇ銀河、今このタイミングでそんな話されたところで、超・マジ・サッパリコンですがな。何をどうすりゃいいの。

 

「人霊でありながらあの世で然るべき行を積み、仏用語でいうならば、今、この世で菩薩行に励む陰陽師がいる。空海のように、な。今のおぬしなら声も届くだろうから、呼びかけてみたらどうだ」

 

呼びかけてみたらって、血筋でも家筋でもない莢猫の声が聞こえるもんなの? てか、銀河が呼びかけてみたらどうなん。

 

「私が呼びかけると変な誤解をされかねん。おぬしが呼びかける方が無難なのだ」

 

ヘンナゴカイってどんなゴカイよ。

 

「あれ等が生前色々とあったからな。交渉はおぬしがやれ、チャンネルは繋いでやる」

 

あれ等が生前色々って。チャンネルは繋げるのねって、それほど関わりあった陰陽師って誰な?

 

「どちらも私のことを知っている。さあ、呼んでみよ」

 

答えになっていませんがな……全く、寝入りバナに何で今なの? その陰陽師て誰なってば。

 

「千載一遇のチャンスと言っても過言でないほど、今、繋がりやすくなっておる。何故という理由は無しだ。二人とも死後なお名の知れた陰陽師よ」

 

それってもしかして、晴明さんと道満さん? 実在したのね二人とも……つーか、その二人と関わりある銀河が何者なのかが気n…(コワッ)…呼びかけてみます今すぐハイ。

 

おーい、

 

「一人ずつ呼べ」

 

ぶぬぬー……晴明さん!

 

「いつぞやは私の社へ足を運ぼうとしてくださり、ありがとうございます。牛頭天王様より話は覗うております」

 

あー夏巻助けに行こうとしていた時の話か。牛頭天王とは井戸を介してちゅと話しただけやったけど、ちゃんと繋がってたんだね。

 

「しかし、随分と物々しいお姿に見えまする。人として生きるには(銀河と目が合ったらしい、いきなりあからさまに目を逸らすや、)大丈夫なのですか? としか言いようが無いのですが」

 

何やら生前、うちの守護霊と関わることがあっ…(銀河コワッ!!)…もちろん詮索するつもりは無いよ!

ちゅと頼みたいことあって呼んだの。

 

「守護霊ですと !? ……あいや、失礼申しました。して、どのような、とは言うまでもない事案ですな。ここのところ、古き鍵が経年劣化と申しましょうか、あちらこちらで緩み始めている次第。私共も懸念していたところでございます。しかし、私一人では流石にどうにもなりませぬ故」

 

うんうん、道満さーん!

 

「話はたった今、聞き申した。蘆屋道満と申します。この名ですっかり定着してしまった故、今後も道満とお呼びくだされ」

 

聞こえていたのね。なら、話は早いってのもなんだけど。

 

「寝所でお寛ぎのところ、大変申し訳ありませぬ。この国において京より南は、私、道満が見張りましょうぞ。それでは早速参ります」

 

あっという間に居なくなっちゃった……何だかストイックな修験者風のヒトだったね。

 

「ならば、私は京より北を見守りましょう。しかし、恐山より北は目が届きませぬ」

 

そこから先は、うちが北海道の神さんと繋がっているから大丈夫。銀河もいるし。

 

「遅れを取る訳にもいきませぬ故、私も失礼いたします。何かありましたら、じきに報告に参ります」

 

死んでも二人は好敵手ってとこか。晴明さんな水木しげるさんが描いていた絵姿そっくりな御仁でした。晴明さんが見えていたかもってくらい。

しかし、二人とも銀河を見るなり物凄くソワソワして見えたの何でだろ……知らぬが仏案件なんだろうけど、そのうち明かしてくれるよねってか、ちゃんと説明してちょーないよ守護霊なんだから。

 

「過ぎたことよりこれから先の方が、私にもおぬしにも大事であろう」

 

……こりゃ何聞いてもダンマリのままやな。もう寝ぃでし。

銀河こわや.png